薄毛治療最前線

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毛包生成でできる2016年最新の薄毛治療

毛包生成とはどういった事象なのか?またその意義とは?

2016年4月30日には、横浜国立大学の福田淳二准教授を中心とする研究グループにより、髪の毛を作るために重要な働きを担う器官「毛包(もうほう)」を大量に培養する「毛包生成」に成功したとのニュースが流れました。実際にはマウスの細胞を使って実験がおこなわれ、毛包を生み出す種のような役割を果たす「毛包原基」を大量に作成することができた点が、発毛医療において新たな発見であるといわれています。

さらに、2016年7月12日にも、京セラ株式会社と国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)、株式会社オーガンテクノロジーズの3社の共同研究により、身体への負担が比較的少ない方法で「毛包原基」を大量に作成する方法に成功したことを発表しました。2020年の実用化を目指して、ヒトへの臨床応用や移植手術法の確立、必要となる機器開発などの具体的な取り組みも進められています。

どのようにして毛包生成が可能となったのか?

理研の手法を例に取ると、毛包の生成に際しては、まず、薄毛治療を希望する人の健康な頭皮を後頭部から数センチ程度「検体」として採取します。そのあと、検体に必要な2種類の細胞「上皮性幹細胞」と「間葉性幹細胞」を加え、毛包の種である「毛包原基」を大量に作り出します。人工的に生成された大量の「毛包原基」を対象者の頭皮に移植手術にて埋め込み、周囲の細胞や神経とつなぐことにより、正常な発毛サイクルを取り戻せるようになります。

毛包生成が薄毛治療に効果的だといわれる理由とは

毛包に着目した薄毛治療法については、従来は自分自身の頭皮をタテ約1.5cm×ヨコ約10cmを切除し、毛包を分離・移植をおこなう「自家単毛包移植術」が中心となってきました。従来の術式では、限られた数の毛包しか再生することができないデメリットがありましたが、新たに取り組みが行われている大量の毛包生成による手法では、毛髪を増やせる量が圧倒的に多く、頭皮をそれほど大きく切除する必要がないことから、身体へのダメージも最低限にとどめることができるといわれています。

毛包生成による治療法が確立された場合、どのような方法で消費者に提供されるのか?

毛包の大量生成による薄毛治療が実用化されれば、必要な機材が整備された医療機関での移植手術によって薄毛治療が可能となります。「毛包原基」を大量に培養するために最初に自分自身の頭皮を採取する必要はありますが、従来の毛包移植手術等と比べると傷口も小さくて済むメリットがあります。

まとめ

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